シグナル伝達物質と転写活性化因子3の同時活性化により、ケルセチンは心筋梗塞からラットを保護する
Quercetin protects against experimentally-induced myocardial infarction in rats by an antioxidant potential and concomitant activation of signal transducer and activator of transcription 3
- 出典:
- Journal of Physiology and Pharmacology
- 2020
- 71
- 875-890
- DOI:
- 10.26402/jpp.2020.6.11
- 要旨:
- ペントバルビタールナトリウムで、ラットの心筋梗塞を惹起した。予めケルセチンを投与すると、未処置群と比べて梗塞範囲が縮小し、左室機能・筋細線維・ミトコンドリアが改善され、乳酸脱水素酵素・クレアチンキナーゼMB・トロポニンIが減少した。ケルセチンはまた、左室中の活性酸素とマロンジアルデヒドを減少させ、ミトコンドリア透過性遷移孔が開くのを阻害した。