ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとAMPKとの動的な二重奏: AMPK/SIRT1/NF-κB経路を介する、マイコプラズマ・ガリセプチカムが誘発した炎症の緩和

Quercetin and AMPK: A Dynamic Duo in Alleviating MG-Induced Inflammation via the AMPK/SIRT1/NF-κB Pathway

要旨:
マイコプラズマ・ガリセプチカム(MG)は、鳥類の慢性呼吸器疾患の病原菌である。抗生物質による治療と感染予防は耐性菌を生じるため代替法が望まれているが、抗炎症作用を有するケルセチンを有力候補と考え検討を行った。MGに感染したニワトリにケルセチンを投与すると、血中と肺組織のIL-1β・IL-6・TNF-αを低減して、気嚢疾患と肺損傷を改善した。ケルセチンはまた、AMPKのリン酸化を促進し、SIRT1を上昇し、NF-κBは減少した。