ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンの摂取が産卵鶏の成績・卵の品質・盲腸内細菌叢・抗酸化状態に及ぼす影響

Effects of dietary supplementation of quercetin on performance, egg quality, cecal microflora populations, and antioxidant status in laying hens

要旨:
28週齢で産卵率85%のニワトリを4群に分け、ケルセチンを0, 0.2, 0.4, 0.6 g/kgの各濃度になるように添加した餌で8週間飼育した。ケルセチンの投与量の増加に応じて、飼料換算率が上昇した。産卵率はケルセチン量との二次相関を認め、0.2 g群が最大であった。しかし、ケルセチン量は卵の品質には影響しなかった。ケルセチン量の増加に応じて、盲腸における好気性菌と大腸菌群の総数が減少し、ビフィズス菌の数は増加した。SOD活性もまた、ケルセチン量の増加に伴って上昇した。