ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

Enterococcus faecalisに由来するナフトエ酸合成酵素阻害剤としてのケルセチンの同定と評価

Identification and evaluation of quercetin as a potential inhibitor of naphthoate synthase from Enterococcus faecalis

要旨:
Enterococcus faecalisはヒトや動物の腸内に存在する常在菌であるが、多剤耐性を獲得した同菌は、院内感染の65~80%を占める。多剤耐性Enterococcus faecalisに有効な抗菌剤を探索するため、ナフトエ酸合成酵素を新規標的に認定した。分子ドッキングによるバーチャルスクリーニングにて、ケルセチンをナフトエ酸合成酵素の阻害剤として見出した。