ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルセチンは、IGF-1/PI3K/Akt/mTOR経路を介して前立腺肥大症を軽減する

Alleviatory effect of isoquercetin on benign prostatic hyperplasia via IGF-1/PI3K/Akt/mTOR pathway

著作名:
Young-Jin Choi
Meiqi Fan
Nishala Erandi Wedamulla
Yujiao Tang
Eun-Kyung Kim
出典:
Food Science and Human Wellness
2024
13
1698-1710
DOI:
10.26599/FSHW.2022.9250216
キーワード:
前立腺肥大症
ラット
イソケルセチン
動物実験
BPH-1
G0/G1期
IGF-1/PI3K/Akt/mTOR
要旨:
Vivo: プロピオン酸テストステロンで惹起した前立腺肥大症のモデルラットに、イソケルセチンを投与した。イソケルセチンは用量依存的に前立腺の重量を減少し、前立腺組織における前立腺上皮細胞の増殖を抑制した。Vitro: 前立腺細胞BPH-1をインスリン様成長因子1(IGF-1)で刺激して、前立腺肥大症の細胞モデルとした。イソケルセチンは細胞周期のG0/G1期を停止して、アポトーシスを誘導しながら増殖因子の発現を抑制した。イソケルセチンはまた、IGF-1が活性化したPI3K/AKT/mTORシグナル伝達を阻害した。