ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ブタ流行性下痢ウィルスに対するケルセチンのin vitroおよびin vivo阻害効果

Inhibitory effects of quercetin on porcine epidemic diarrhea virus in vitro and in vivo

要旨:
ブタ流行性下痢ウィルスには突然変異が多く見られ、ワクチンによる予防が期待できないため、適切な治療薬が望まれる。Vitro: 同ウィルスに感染したベロ細胞にケルセチンを投与すると、脂肪球の蓄積を減少し、NF-κBシグナル伝達を調節してIL-1β・IL-8・IL-6を大幅に減少した。Vivo: ブタ流行性下痢ウィルスに感染した子ブタにケルセチンを投与すると、腸の炎症を始めとする症状を顕著に改善した。