メチルグリオキサールおよび酸素グルコース欠乏が誘発する細胞毒性からヒト脳微小血管内皮細胞を保護する、イソラムネチンの役割
The protective role of isorhamnetin on human brain microvascular endothelial cells from cytotoxicity induced by methylglyoxal and oxygen–glucose deprivation
- 出典:
- Journal of Neurochemistry
- 2016
- 136
- 651-659
- DOI:
- 10.1111/jnc.13436
- 要旨:
- 脳微小血管内皮細胞にメチルグリオキサールと酸素グルコース欠乏で惹起した細胞毒性は、糖尿病性脳卒中のシミュレーションと見なせるが、イソラムネチンが保護効果を発揮した。イソラムネチンは、カスパーゼ類の発現と活性の両方を低下して、アポトーシスを防止した。イソラムネチンはまた、FAS/FASL発現を特異的に阻害し、NF-κBの転座を阻害した。