ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

高グルコースがHepG2細胞に誘導した脂質生成における、メトホルミン・ケルセチン・レスベラトロールの組合せの有益な効果

Beneficial Effect of Metformin, Quercetin, and Resveratrol Combination on High Glucose-Induced lipogenesis in HepG2 Cells

要旨:
HepG2細胞を高濃度(33 mM)のグルコースで刺激すると、脂質生成を誘発した。脂質生成の抑制に関するEC50値は、メトホルミンが1.8 mM、ケルセチンが8.1 μM、レスベラトロールが10.9 μMであった。3者を組合せると、それぞれの単独投与時や2者の組合せに比べて優れた脂質生成の抑制効果を示した。 メトホルミン(0.5mM)、ケルセチン(5 µM)、レスベラトロール(10 µM)の組合せは、HepG2における脂肪酸合成酵素およびSREBP-1cの発現を顕著に阻害した。