植物ポリフェノールのケルセチンは、関節リウマチにおける骨破壊を予防する
Quercetin, a Plant Polyphenol, Has Potential for the Prevention of Bone Destruction in Rheumatoid Arthritis
- 著作名：
- Hae-Rim Kim
- Bo-Mi Kim
- Ji-Yeon Won
- Kyung-Ann Lee
- Hyun Myung Ko
- Young Sun Kang
- Sang-Heon Lee
- Kyoung-Woon Kim
- 出典：
- Journal of Medicinal Food
- 2019
- 22
- 152-161
- DOI：
- 10.1089/jmf.2018.4259
- 要旨：
- 関節リウマチに重要な役割を果たす線維芽細胞様滑膜細胞をIL-17で刺激すると、NF-κB受容体活性化因子(RANKL; receptor activator of nuclear factor κB ligand)を産出する。しかし、ケルセチンが存在すると、IL-17が誘導するRANKLが低減した。CD14+単球は、IL-17もしくはRANKLによって破骨細胞に分化するが、ケルセチンは破骨細胞の生成を阻害した。