ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは肝構造と機能を改善し、精巣の損傷を軽減して、グルタミン酸ナトリウムがラットに誘発した酸化ストレスを軽減する

Quercetin Ameliorates Hepatic Structure and Function, Alleviate Testicular Damage and Mitigate Oxidative Stress Induced by Monosodium Glutamate in Male Rats

著作名:
Safa Qahl
Reham Z. Hamza
出典:
Egyptian Journal of Veterinary Sciences
2024
55
585-597
DOI:
10.21608/EJVS.2023.236111.1614
キーワード:
グルタミン酸ナトリウム
ラット
ケルセチン
肝保護
精巣保護
抗酸化作用
動物実験
要旨:
グルタミン酸ナトリウムで惹起した肝損傷および精巣損傷のモデルラットに、ケルセチンを投与した。ケルセチンは血中のALT・AST・総コレステロール・LDL・中性脂肪を低下し、肝中のSOD・カタラーゼ・GPxを上昇して、酸化ストレスで劣化した肝機能を改善した。一方、精巣組織においても、グルタミン酸ナトリウムがもたらしたテストステロンの低下と8-ヒドロキシ-2'-デオキシグアノシンの上昇を改善して、損傷を軽減した。