循環器疾患におけるケルセチンの研究の進歩
Research progress of quercetin in cardiovascular disease
- 出典:
- Frontiers in Cardiovascular Medicine
- 2023
- 10
- 1203713
- DOI:
- 10.3389/fcvm.2023.1203713
- 要旨:
- ケルセチンによる循環器疾患の治療をまとめた総説。進歩と実用化の可能性を強調すべく、イントロにて臨床研究の論文12件を一覧表にした。また、ケルセチンの分子メカニズムを1枚のパネルに図示している。本論では、抗酸化作用・アテローム性動脈硬化症・心筋梗塞・虚血再灌流傷害・心肥大・高血圧・心不全・不整脈・血小板凝固・冠状動脈性心疾患・脂質異常症に章分けして、動物実験を中心とするケルセチンの作用機序を論じる。