ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを担持した酸化銅ナノ粒子をを組込んだ、エレクトロスピニングされたポリカプロラクトンナノ繊維足場を用いる緑膿菌バイオフィルムの根絶

Eradication of Pseudomonas aeruginosa biofilm using quercetin-mediated copper oxide nanoparticles incorporated electrospun polycaprolactone nanofibrous scaffold

要旨:
ケルセチンを担持した酸化銅ナノ粒子を合成し、このナノ粒子をエレクトロスピニングされたポリカプロラクトンナノ繊維膜に組込んだ。得られたナノ製剤は、緑膿菌に20 mmの阻止円と5 μg/mLの最小発育阻止濃度を示し、最小発育阻止濃度の1/8にてバイオフィルムを完全に根絶した。ナノ製剤はまた、マウス由来線維芽細胞L929に毒性を示さず、優れた生体適合性も実証した。