シクロスポリンが誘発した肝腎毒性におけるジピリダモール・ケトチフェン・ケルセチンの単独および併用効果の比較
Comparative Evaluation of Single and Combined Efficacy of Dipyridamole, Ketotifen and Quercetin on Cyclosporine induced Hepatorenal Toxicity
- 出典:
- Polish Journal of Veterinary Sciences
- 2023
- 26
- 549–557
- DOI:
- 10.24425/pjvs.2023.148275
- 要旨:
- シクロスポリンを投与したラットは、血中のAST・ALT・クレアチニン・尿素窒素が上昇して、肝および腎毒性を誘発した。血管拡張剤のジピリダモール、TLR4のケトチフェン、天然フラボノイドのケルセチンの単独投与はいずれも、顕著な改善効果を示した。しかし、3剤を共投与した際が全てにおいて、最大の低減効果を示した。