ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

遺伝子の発現とシグナル伝達経路の活性に対する植物療法剤ケルセチンの影響

The impact of the phytotherapeutic agent quercetin on expression of genes and activity of signaling pathways

要旨:
神経変性疾患・肝疾患・糖尿病での、遺伝子発現とシグナル伝達に関するケルセチンの役割を論じた総説。シグナル伝達を示した2枚のパネルが特徴的である。1つは癌細胞内のミトコンドリアを中心とするシグナル伝達、もう1つはPI3K/AKTパスウェイを図示し、ケルセチンが活性化する箇所と阻害する箇所とが一目で理解できる。相当するカスケード毎に、動物実験を中心とする論文を整理した。