ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはチトクロームP450とP糖蛋白質とを同時に阻害して、ラット血漿中のオストールの薬物動態を改善する

Quercetin Simultaneously Inhibited Cytochrome P450 and P-Glycoprotein to Improve the Pharmacokinetics of Osthole in Rat Plasma

要旨:
ケルセチンはチトクロームP450を阻害し、IC50値は34.17 μMであった。ケルセチンはまた、ラットの小腸にてP糖蛋白質の発現を52.9%に減少し、関連するmRNAであるMdr1bを下方調節した。ラットにオストールとケルセチンとを共投与すると、オストールの血中濃度が80%増加して、単独投与時の濃度を上回った。