治療薬としてのケルセチン: 薬理作用と臨床研究の総説
Quercetin as a Therapeutic Product: Evaluation of Its Pharmacological Action and Clinical Applications—A Review
- 著作名:
- Mohd Aamir Mirza
- Syed Mahmood
- Ayah Rebhi Hilles
- Abuzer Ali
- Mohammed Zaafar Khan
- Syed Amir Azam Zaidi
- Zeenat Iqbal
- Yi Ge
- 出典:
- Pharmaceuticals
- 2023
- 16
- 1631
- DOI:
- 10.3390/ph16111631
- 要旨:
- ケルセチンの薬理に関する総合的な総説であるが、前立腺癌と臨床研究の2本柱で構成する。前者は増殖阻害・アポトーシスの誘導・アンドロゲン受容体・血管新生に章分けして、vitro実験を中心とするケルセチンの前立腺癌細胞への作用メカニズムを論じる。後者は、循環器疾患・炎症・COVID-19および呼吸器疾患・多嚢胞性卵巣症候群・糖尿病・肥満・抗酸化作用・高血圧・その他に章分けして、28件の臨床研究と7件のシステマティックレビューおよびメタ解析の論文をハイライトする。