イソケルシトリンはガレクチン-3が介するインスリン抵抗性と脂質代謝を調節して、マウスの非アルコール性脂肪肝炎を軽減する
Isoquercitrin attenuates the progression of non-alcoholic steatohepatitisin mice by modulating galectin-3-mediated insulin resistance and lipid metabolism
- 出典:
- Phytomedicine
- 2024
- 123
- 155188
- DOI:
- 10.1016/j.phymed.2023.155188
- 要旨:
- 高脂肪食で惹起した非アルコール性脂肪肝炎(NASH)のモデルマウスに、イソケルシトリンを投与した。イソケルシトリンはマウスの肝機能を回復し、炎症と脂質の蓄積も改善した。脂肪酸の生成および輸送・コレステロール代謝・ミトコンドリア代謝・インスリン抵抗性に関連する蛋白質の調節が、NASHにおけるイソケルシトリンの治療メカニズムと関与していた。中でも、ガレクチン-3が介するインスリン抵抗性と脂質代謝をイソケルシトリンが調節することは、初めて示された。