ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

肺損傷モデルにおける炎症応答と酸化ストレスの、ケルセチンによる阻害: システマティックレビューとメタ解析

Quercetin for inhibition of inflammatory responses and oxidative stress in lung injury model: a systematic review and meta-analysis

要旨:
急性肺損傷のモデルラットにおけるケルセチンの抗酸化作用と抗炎症作用を解明すべく、システマティックレビューとメタ解析を実施した。各種データベースから得た9件の論文における合計343匹のラットのデータを統合して、対照群と比較したケルセチン投与群における炎症因子と酸化ストレスの相関係数と95%信頼区間を求めた。得られた結果は、炎症因子の相関係数は0.635(95%信頼区間: 0.560, 0.699)であり、酸化ストレスの相関係数は0.317(95%信頼区間: 0.189, 0.189)であった。