HPLC-UVによる赤タマネギ(Allium cepa L.)粉末中のケルセチンの定量と、ラットの高尿酸血症に対する効果
Quantification of quercetin from red onion (Allium cepa L.) powder via high-performance liquid chromatography-ultraviolet (HPLC-UV) and its effect on hyperuricemia in male healthy Wistar albino rats
- 出典:
- Food Science & Nutrition
- 2024
- 12
- 1067-1081
- DOI:
- 10.1002/fsn3.3822
- 要旨:
- 赤タマネギ粉末を投与したラットは、ALT・AST・ALP・総ビリルビン・総コレステロール・LDLに減少傾向を認めた。摂餌量・体重・飼料転換率・尿素窒素・クレアチニン・尿酸値に改善傾向を認めた。一方、HDL・中性脂肪・血中総蛋白質・好中球・リンパ球は変化しなかった。白血球・赤血球・血小板・ヘモグロビン・単球は増加傾向を示した。赤タマネギ粉末の用量を0.75~0.125 mg/kgの範囲で検討し、得られたデータに基づいて最適投与量を決定した。ヒトとラットの表面積の比率を考慮して、赤タマネギの推奨用量は29.19 gであり、ケルセチン220 mgに相当する。