ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

フェロトーシスとパイロトーシスを担うカスパーゼ-8を標的とするケルセチンを用いる、有望な関節リウマチの治療法

Quercetin is a Potential Therapy for Rheumatoid Arthritis via Targeting Caspase-8 Through Ferroptosis and Pyroptosis

要旨:
関節リウマチの発現変動遺伝子であるGSE55235と交差する、フェロトーシスおよびパイロトーシス遺伝子を専用ソフトウエアで取得した。京都遺伝子ゲノム百科事典(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes, KEGG)および遺伝子オントロジー解析を行った結果、カスパーゼ-8を標的蛋白質として特定した。フェロトーシスとパイロトーシスの表現型を線維芽細胞様滑膜細胞にて構築して、カスパーゼ-8が関節リウマチにおけるフェロトーシスとパイロトーシスに共通するバイオマーカーであると見出した。分子ドッキングの結果、ケルセチンはカスパーゼ-8に高い親和性を示した。