ラットの腎結石における、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)とケルセチンの治療効果
Therapeutic Effect of Epigallocatechin-3-Gallate and Quercetin on Renal Stone Formation in Rats
- 出典:
- Pakistan Journal of Zoology
- 2023
- 55
- 1015-1021
- DOI:
- 10.17582/journal.pjz/20230425090416
- 要旨:
- シュウ酸ナトリウムで惹起した腎結石のモデルラットに、ケルセチン単独、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)単独、両者の組合せを、それぞれ投与した。シュウ酸ナトリウムが上昇した血中の尿素・クレアチニン・尿酸は、ケルセチン・EGCGともに減少したが、組合せは更に良好な結果となった。組合せはまた、腎中の過酸化脂質を減少し、カタラーゼを増大して抗酸化作用を発揮した。腎組織におけるmiR-21の発現抑制にも、組合せは相乗効果を示した。