ケルセチンとダイゼインが卵質・脂質代謝・盲腸の短鎖脂肪酸に及ぼす影響
Effects of Quercetin and Daidzein on Egg Quality, Lipid Metabolism, and Cecal Short Chain Fatty Acids in Layers
- 出典:
- Frontiers in Veterinary Science
- 2023
- 10
- 1301542
- DOI:
- 10.3389/fvets.2023.1301542
- 要旨:
- 産卵率(81.36±0.62%)と体重(2.10±0.04 kg)がほぼ同等で385日齢のニワトリを3群に分け、以下の条件で10週間飼育した。1) 通常の餌、2) 通常の餌にケルセチン500 mg/kgを添加、3) 通常の餌にダイゼイン30 mg/kgを添加。卵の殻の厚み・卵黄の直径・卵黄の高さは、ケルセチン群とダイゼイン群が優れていた。卵黄中のマロンジアルデヒド・総コレステロール・中性脂肪の上昇、血中の総コレステロール・中性脂肪・LDLの上昇、肝中の総コレステロール・中性脂肪の上昇は、ケルセチンとダイゼインが抑制した。盲腸中のイソ酪酸および吉草酸はケルセチンが増大したが、ダイゼインは影響を与えなかった。