ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

結腸直腸癌細胞の挙動はケルセチンが調節する

Study on the Regulation of Quercetin on Biological Behaviors of Colorectal Cancer Cells

著作名:
Ting Wu
Shaojun Huang
Yumei Zhang
出典:
Journal of Biological Regulators and Homeostatic Agents
2023
37
4211-4218
DOI:
10.23812/j.biol.regul.homeost.agents.20233708.412
キーワード:
結腸直腸癌
HT-29
ケルセチン
アポトーシス
カドヘリン3
分子ドッキング
要旨:
ヒト由来結腸直腸癌細胞株HT-29にケルセチンを投与すると、濃度依存的に増殖と遊走が顕著に低下し、アポトーシスが増大した。中~高用量のケルセチンは、低用量と比べてカドヘリン3の発現を低減した。分子ドッキングの結果、ケルセチンはカドヘリン3に高い親和性を示し、結合エネルギーは−5.3 kcal/molであった。