ケルセチンとクロロゲン酸は有望なドッキング部位と相互作用して、関節リウマチの潜在的な標的となる
Quercetin and chlorogenic acid as bioactive compounds show promising docking site interaction and reveal these bioactive compounds as potential targets for rheumatoid arthritis
- 出典:
- Informatics in Medicine Unlocked
- 2023
- 43
- 101388
- DOI:
- 10.1016/j.imu.2023.101388
- 要旨:
- 関節リウマチにおけるケルセチンとクロロゲン酸の作用メカニズムを解明すべく、ネットワーク薬理学による解析を行った。その結果、標的をPTGS1・ESR1・AR・PGR・CHRM3・PPARG・CHRM2・BCL2・CASP3・RELAと特定した。それぞれの遺伝子(蛋白質ではない)との親和性を分子ドッキングにて検証した結果、全てにおいてケルセチンは、クロロゲン酸より良好な結果を与えた。ケルセチンの結合エネルギーの上位3項目は以下のとおり。1) PTGS1: −9.1 kJ/mol、2) RELA: −9.1 kJ/mol、3) PPARG: −8.6 kJ/mol。