ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖質コルチコイド(抗COVID-19薬)が誘発した心毒性におけるナノケルセチンと天然抽出物の保護的な役割

Protective Role of Nano-Quercetin and Different Natural Extracts against Cardiotoxicity Induced by Glucocorticoids (Anti-COVID-19 Drugs): Molecular and Biochemical Studies

著作名:
Rasha A. Ebiya
Marwa T. Hassen
出典:
Egyptian Academic Journal of Biological Sciences. C, Physiology and Molecular Biology
2023
15
775-790
DOI:
10.21608/EAJBSC.2023.328553
キーワード:
抗COVID-19薬
ラット
ケルセチン
タチジャコウソウ抽出物
心筋保護
動物実験
要旨:
アジスロマイシン(30 mg/kg)・デキサメタゾン(30 mg/kg)・ビタミンC(6.7 mg/kg)・亜鉛(0.26 mg/kg)から成る抗COVID-19薬を投与したラットは、心筋組織のマロンジアルデヒド・NF-κB・IL-1βが上昇し、SODは減少して酸化ストレスと炎症を誘発した。しかし、ナノ化したケルセチンとタチジャコウソウ(立麝香草、Thymus vulgaris)抽出物の組合せを共投与すると、異常を改善して保護効果を認めた。