パーキンソン病のモデル動物における、ケルセチンを担持したフィトソームナノ粒子の治療効果: 抗酸化作用と脳由来神経栄養因子(BDNF)の発現による調節
Therapeutic effects of quercetin-loaded phytosome nanoparticles in a preclinical model of Parkinson disease: The modulation by antioxidant pathways and BDNF expression
- 著作名:
- Dionisio Lorenzo-Villegas
- Maudlyn O. Etekochay
- Anna Baratashvili
- Hijas Rahim Binutha
- Ebenezer Dadzie
- Hesam Nematzadeh
- Motahareh Haghipanah
- 出典:
- NeuroLife
- 2023
- 1
- 31-38
- DOI:
- 10.58209/neurolife.2023.31
- 要旨:
- ロテノンで惹起したパーキンソン病のモデルラットに、ケルセチンを担持したフィトソームナノ粒子を、ケルセチン相当で50および100 mg/kgとなるように投与した。ケルセチンは用量依存的に、強制水泳試験における不動時間を短縮し、よじ登り行動の時間を長くした。ケルセチンはまた、脳内のSODとGPxを用量依存的に上昇して抗酸化作用を発揮するとともに、脳由来神経栄養因子を増大した。