ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

酵素を用いるルチンの官能基および位置選択的アシル化と、エステル誘導体の物性と抗酸化作用

Chemo- and regio-selective enzymatic lipophilisation of rutin, and physicochemical and antioxidant properties of rutin ester derivatives

著作名:
Nikitia Mexia
Meryem Benohoud
Christopher M. Rayner
Richard S. Blackburn
出典:
RSC Advances
2023
13
35216-35230
DOI:
10.1039/D3RA06333J
キーワード:
リパーゼ
脂肪酸
ルチン誘導体
親油性
抗酸化作用
要旨:
樹脂に固定化したCandida antarctica由来リパーゼBを用いて、ルチンを各種脂肪酸(酪酸・オクタン酸・ラウリン酸・パルミチン酸・ステアリン酸・オレイン酸)と反応させた結果、ラムノース部分の4''位が選択的にアシル化された。得られた誘導体の親油性はアルキル鎖の炭素数に応じて増加したが、抗酸化活性には影響しなかった。