カドミウムがラットに誘発した腎アポトーシスにおける、PERKシグナル伝達経路に基づくケルセチンの保護効果
Protective effect of quercetin on cadmium-induced kidney apoptosis in rats based on PERK signaling pathway
- 出典:
- Journal of Trace Elements in Medicine and Biology
- 2024
- 82
- 127355
- DOI:
- 10.1016/j.jtemb.2023.127355
- 要旨:
- カドミウムを投与したラットは、体重と腎重量が大幅に減少し、腎中のマロンジアルデヒドが上昇した。カドミウムはまた腎損傷とアポトーシスの誘発に加え、PERKシグナル伝達に関連する遺伝子の発現を上方調節した。これらの異常は、ケルセチンの投与は用量依存的に改善した。特に、ケルセチンによるPERK遺伝子の発現の抑制は、初めて見出された。