ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラットにおけるアミオダロンの薬物動態および生体内分布に及ぼすケルセチンの影響

Influence of quercetin on amiodarone pharmacokinetics and biodistribution in rats

著作名:
E. Ahmad
M. Jahangir
N. I. Bukhari
J. Khan
A. Sarwar
T. Aziz
G. Nabi
M. Alharbi
H. A. Thamer
A. F. Alasmari
出典:
European Review for Medical and Pharmacological Sciences
2023
27
11211-11221
DOI:
10.26355/eurrev_202312_34561
キーワード:
アミオダロン
薬物動態
ラット
ケルセチン
最大血中濃度
血中濃度時間曲線下面積
動物実験
要旨:
不整脈治療薬アミオダロンの薬物動態に対するケルセチンの影響を検証すべく、ラットを3群に分けて、以下の投与法を比較した。予備投与法: ケルセチン(20 mg/kg/day)を14日間投与し、15日目にアミオダロン(50 mg/kg)を投与。同時投与法: ケルセチン(20 mg/kg/)とアミオダロン(50 mg/kg)を同時に単回投与。対照: アミオダロン(50 mg/kg)のみを単回投与。予備投与法は対照と比較して、アミオダロンの最大血中濃度(Cmax)が45.52%向上し、血中濃度時間曲線下面積(AUC)は13.70%向上した。同時投与法は対照と比較して、Cmaxが12.90%向上し、AUCは7.80%向上した。予備投与法・同時投与法ともに、アミオダロンの肺組織への移行が対照と比べて増加した。