ランブル鞭毛虫がラットに誘発した感染症における、ケルセチンとキトサンの寄生虫駆除作用・肝保護作用・抗酸化作用
Evaluation of the Antiparasitic, Antihepatotoxicity, and Antioxidant Efficacy of Quercetin and Chitosan, Either Alone or in Combination, against Infection Induced by Giardia lamblia in Male Rats
- 要旨:
- ランブル鞭毛虫に感染したラットに、ケルセチン、キトサン、両者の組合せをそれぞれ投与した。その結果、便中の寄生虫の数が対照と比べて顕著に低減したが、組合せは単独投与と比べて良好な結果となった。血中のALT・AST・クレアチニン・尿素の軽減効果も、組合せが単独投与を上回った。肝組織におけるSOD・カタラーゼ・GSHの上昇と、マロンジアルデヒドの減少も同様の傾向を示した。