シクロホスファミドがラットに誘発した肝毒性における、ケルセチンの保護効果と生化学的な影響
Biochemical Effect of the Protective Effect of Quercetin after Induced Hepatotoxicity by Cyclophosphamide in Male Rats
- 出典:
- Advances in Animal and Veterinary Sciences
- 2023
- 11
- 1697-1707
- DOI:
- 10.17582/journal.aavs/2023/11.10.1697.1707
- 要旨:
- シクロホスファミドを投与したラットは、肝中のマロンジアルデヒドが上昇し、GSHは低下した。一方、血中のALT・AST・ALPも増大して、肝毒性を誘発した。しかし、ケルセチンの投与はこの様な異常を軽減して、肝保護効果を示した。ただし、シクロホスファミドがもたらしたプロトロンビン時間(血液の凝固因子に関する指標の一つ)の延長は、ケルセチンで改善できなかった。