SARS-CoV-2の主要プロテアーゼにおける秩序のない阻害剤としてケルセチンを再構成する
Reframing quercetin as a promiscuous inhibitor against SARS-CoV-2 main protease
- 出典:
- Proceedings of the National Academy of Sciences
- 2023
- 120
- e2309289120
- DOI:
- 10.1073/pnas.2309289120
- キーワード:
- SARS-CoV-2
- プロテアーゼ
- Mpro
- ケルセチン
- 偽陽性
- 要旨:
- 新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)の主要プロテアーゼであるMproにおけるケルセチンの阻害作用を、アッセイ法を変えて測定した。FRET法によるケルセチンのIC50値は42.81 μMであったが、FP法では活性を示さなかった(>200 μM)。また、SDS-PAGE法でも活性を示さず、FRET法における結果は偽陽性であった可能性がある。