ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソラムネチンは酸化ストレスを軽減し、M2マクロファージ/ミクログリア分極を調節して、脊髄損傷のラットの機能回復を促進する

Isorhamnetin promotes functional recovery in rats with spinal cord injury by abating oxidative stress and modulating M2 macrophages/microglia polarization

要旨:
脊髄損傷のモデルラットにイソラムネチンを投与すると、歩行機能が改善され、脊髄運動ニューロンの減少に歯止めがかかった。同時に、脊髄損傷に起因する、機械的および熱的痛覚過敏が解消された。イソラムネチンはNrf2/HO-1パスウェイを活性化し、損傷した脊髄の酸化ストレスを軽減して、炎症性物質を低下させた。別に実施したvitro実験では、イソラムネチンがM1/M2マクロファージの極性化を調節することを見出した。