ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ホットメルト押出法で加工した桑葉の腸内細菌叢と上皮細胞に及ぼす影響

Effect of hot-melt extruded Morus alba leaves on intestinal microflora and epithelial cells

要旨:
桑葉と親水性ポリマーをホットメルト押出法に付したところ、含有するルチンとイソケルシトリンの水溶性と安定性が向上した上、持続的にフラボノイドを放出する製剤として機能した。加工した桑葉は、大腸菌・黄色ブドウ球菌・Enterococcus faecalisに抗菌活性を示し、乳酸菌とペディオコッカス属を増殖してプレバイオティクスの性質を示した。加工した桑葉はまた、リポ多糖で刺激したCaco-2およびRAW 264.7にて、密着結合蛋白質を増大し、炎症性サイトカインは減少した。