鉛がブロイラーに誘発した酸化ストレスにおける、ルチンおよびルチンを担持したキトサン/アルギン酸ナノ粒子の、経済的および生産性の比較
Economic and Productive Comparison of Rutin and Rutin-Loaded Chitosan Alginate Nanoparticles Against Lead-Induced Oxidative Stress in Cobb and Arbor Broiler Breeds
- 出典:
- Biological Trace Element Research
- 2024
- 202
- 4715–4734
- DOI:
- 10.1007/s12011-023-04019-x
- 要旨:
- ブロイラー240羽を4群に分け、以下の条件で40日間飼育した。1) 通常の餌+通常の水、2) 通常の餌+350 mg/mLの鉛を含む水、3) 50 mg/kgのルチンを含む餌+350 mg/mLの鉛を含む水、4) 50 mg/kgのルチンを担持したキトサン/アルギン酸ナノ粒子を含む餌+350 mg/mLの鉛を含む水。その結果、2)の体重増加が最も低く、飼料換算率に基づく経済的損失が最も大きかった。4)は2)に比べ、成長と飼料換算率を顕著に改善した。3)と4)とを比較すると、抗酸化酵素の活性と、成長に関連する遺伝子IGF-1の発現にナノ粒子による改善傾向を認めた。