ルチンを担持したキトサンナノ粒子はラットの酸化ストレスと炎症パラメータを調節して、フロイントアジュバントが誘発した関節リウマチを軽減する
Rutin-loaded chitosan nanoparticles alleviated Freund’s adjuvant induced rheumatoid arthritis via modulating oxidative stress and inflammatory parameters in Wistar rats
- 著作名:
- Mohammad Mehdi Gravandi
- Zahra Pourmanouchehri
- Leila Behbood
- Sajad Fakhri
- Ehsan Mohammadi-Noori
- Mohsen Zhaleh
- Sahel Shirvani
- Amir Kiani
- Mohammad Hosein Farzaei
- 出典:
- Naunyn-Schmiedeberg's Archives of Pharmacology
- 2024
- 397
- 4771–4790
- DOI:
- 10.1007/s00210-023-02902-x
- 要旨:
- 完全フロイントアジュバントで惹起した関節リウマチのモデルラットに、フリーのルチン、ルチンを担持したキトサンナノ粒子、ルチンを含まないキトサンナノ粒子、プレドニゾロン(ポジコン)をそれぞれ投与した。関節リウマチに起因するラットの、不動時間の増加・一酸化窒素の上昇・GSHおよびカタラーゼの減少・MMP-9およびMMP-2の活性化は、ルチンを担持したキトサンナノ粒子とプレドニゾロンが顕著に改善した。従って、ルチンによる関節リウマチの治療には、薬物送達システム(DDS)の重要性を示した。