II型糖尿病ラットにおける、エクセナチド・エンパグリフロジン・ケルセチン・これらの組合せの効果の比較
The comparison of the antidiabetic effects of exenatide, empagliflozin, quercetin, and combination of the drugs in type 2 diabetic rats
- 出典:
- Fundamental & Clinical Pharmacology
- 2024
- 38
- 511-522
- DOI:
- 10.1111/fcp.12975
- 要旨:
- 糖尿病のモデルラットに、エキセナチド(10 μg/kg)・エンパグリフロジン(50 mg/kg)・ケルセチン(50 mg/kg)・3種の組合せをそれぞれ投与した。血糖値とHbA1cは高いままで、いずれの治療群も改善しなかった。アディポネクチンの上昇はエンパグリフロジン・ケルセチン・組合せが顕著であり、レプチンの低減は組合せのみが有効であった。LDLの低減はエキセナチド・ケルセチン・組合せに認め、HDLの増大はエキセナチドと組合せが顕著であり、中性脂肪の減少は全ての治療群が有効であった。インスリン抵抗性は組合せのみが改善し、β-細胞の活性はエキセナチド・エンパグリフロジン・組合せが改善した。