ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ナノ技術を活用した製剤アプローチによるモデル薬物ケルセチンの溶解性向上

Solubility Enhancement of a Model Drug Quercetin by Nanotechnology Based Formulation Approach

要旨:
ケルセチンを担持した固体脂質ナノ粒子を乳化-超音波照射法で調整するにあたり、ケルセチンの放出を最大化すべく各種操作パラメーターを最適化した。その結果、粒径が327 nm、ゼータ電位が-32.3 mV、ケルセチンの封入効率が57.9%の固体脂質ナノ粒子を得て、ベストの放出特性を示した。固体脂質ナノ粒子はまた、4℃で1か月間安定であった。