ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

カドミウムがヤギ由来精巣細胞に誘発した遺伝毒性の媒介するアポトーシスは、ケルセチンが軽減する

Quercetin Supplementation Alleviates Cadmium Induced Genotoxicity-Mediated Apoptosis in Caprine Testicular Cells

著作名:
Harish Panchal
Jitender Kumar Bhardwaj
出典:
Biological Trace Element Research
2024
202
1–14
DOI:
10.1007/s12011-023-04038-8
キーワード:
精巣細胞
カドミウム
遺伝毒性
アポトーシス
ケルセチン
精巣保護
精子保護
要旨:
コメットアッセイによる変異原性試験の結果、カドミウムはヤギ由来精巣細胞に多くの種類の遺伝毒性を誘発した。50および100 μMのカドミウム濃度における尾部DNAの損傷はそれぞれ、75.78±1.49および94.65±0.95%であった。カドミウムはまた、同細胞中のテストステロンとステロイド生成酵素を低下し、異常精子を増大し、Bax/Bcl-2の発現比を変化してアポトーシスを促進した。しかし、ケルセチンの投与はこの様な異常を軽減して、精巣保護効果を示唆した。