ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

TGF-β/smad経路の抑制による脊髄損傷および炎症性因子の治療における、軽度の低体温とルチン投与の併用効果

The effect of mild hypothermia plus rutin on the treatment of spinal cord injury and inflammatory factors by repressing TGF-β/smad pathway

著作名:
Shudan Yao
Lihang Wang
Qiling Chen
Tingsheng Lu
Xingwei Pu
Chunshan Luo
出典:
Acta Cirúrgica Brasileira
2021
36
e360307
DOI:
10.1590/ACB360307
キーワード:
脊髄損傷
ラット
低温療法
ルチン
BBBスコア
TGF-β/smad
動物実験
要旨:
脊髄損傷のモデルラットを用いて、低温療法・ルチンの投与・両者の併用による治療効果を比較した。後脚の機能をBBBスコアを指標とした所、併用>>低温療法単独>処置なしの結果となった。併用群は活性酸素・マロンジアルデヒド・TNF-βが減少し、脊髄細胞のアポトーシスを抑制した。また併用効果として、TGF-β1・Smad2・Smad3の発現が顕著に下方調節され、TGF-β/smadパスウェイの抑制を示唆した。