ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

Jurinea mesopotamica抽出物による前立腺癌細胞のアポトーシス効果: 癌の化学療法の有望な供給源

A mixed-apoptotic effect of Jurinea mesopotamica extract on prostate cancer cells: a promising source for natural chemotherapeutics

要旨:
キク科の植物Jurinea mesopotamicaのブタノール抽出物は、前立腺癌細胞にIC50値10 μg/mLの細胞毒性を示した。同濃度にて、細胞小器官の完全性を破壊し(49%)、活性酸素種を増加し(66%)、アポトーシスを誘導した(51%)。Jurinea mesopotamica抽出物はまた、アポトーシスマーカーの発現を遺伝子と蛋白質の両方のレベルで増加し、エネルギー代謝に関連するアミノ酸も上昇した。LC-MS/MSの結果、抽出物はフラボノイドを多く含み、主成分はイソケルシトリン・コスモシイン・アストラガリンであった。