ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

妊娠期から成人期に渡るα-グリコシルイソケルシトリンの投与は、ラットの海馬歯状回にてグルタミン酸作動性およびGABA作動性入力のシナプス密度を増加する

Exposure to alpha-glycosyl isoquercitrin from gestation to adulthood increases synaptic densities of glutamatergic and GABAergic inputs in the hippocampal dentate gyrus in rats

要旨:
妊娠6日目から生後77日目までの間、0.5%のα-グリコシルイソケルシトリンを含む餌をラットに与えた。その結果、対象と比較して顕著に、顆粒細胞層のVGLUT2免疫反応性と全体のPSD95免疫反応性が増加した。α-グリコシルイソケルシトリンはまた、海馬歯状回にてNMDAR2Dを発現するGABA作動性ニューロンの数も増加した。なお、GABA作動性入力はグルタミン酸作動性入力よりも優勢であった。