ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

シクロホスファミドがラットに誘発した精巣の酸化ストレスと損傷における、ルチンおよびルチンを担持したキトサンナノ粒子の改善効果

Ameliorative effects of rutin and rutin-loaded chitosan nanoparticles on testicular oxidative stress and histological damage induced by cyclophosphamide in male rats

要旨:
シクロホスファミドを投与したラットは、精巣中のマロンジアルデヒドと一酸化窒素が上昇し、総抗酸化能とGSHは低下して、酸化的な損傷を誘発した。シクロホスファミドはまた、精子形成とステロイド生成も損なった。しかし、ルチンもしくはルチンを担持したキトサンナノ粒子の投与はこの様な異常を軽減して、抗酸化作用に基づく精巣保護効果を発揮した。