結腸直腸癌患者の糞便中シンデカン-2遺伝子のメチル化におけるケルセチンの影響と、潜在的な作用機序
Effect of Quercetin on Fecal Syndecan-2 Gene Methylation Levels in Patients with Colorectal Cancer and Its Potential Mechanism of Action
- 出典:
- Science of Advanced Materials
- 2023
- 15
- 1516-1524
- DOI:
- 10.1166/sam.2023.4545
- 要旨:
- 結腸直腸癌患者の糞便サンプルを分析し、シンデカン-2遺伝子の状態を調べた。その結果、単一遺伝子として検出されたシンデカン-2は、曲線下面積(AUC)が0.763(95% 信頼区間: 0.623. 0.876)であり、メチル化の傾向を示唆した。結腸癌細胞株SW480にケルセチンを作用すると、濃度依存的にc-Myc・Bcl-2・p-STAT3・IL-6の発現を蛋白質レベルで減少して、SW480の増殖を阻害した。