ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

多糖類コーティングによる、ケルセチンを担持したナノリポソームの苦味の軽減: カラギーナン・ペクチン・トレハロースの比較

Polysaccharide-coated quercetin-loaded nanoliposomes mitigate bitterness: A comparison of carrageenan, pectin, and trehalose

著作名:
Meigui Huang
Lixia Cong
Ruifeng Ying
Mehraj Ahmad
Gang Hao
Khizar Hayat
Ahmad Mohammad Salamatullah
出典:
International Journal of Biological Macromolecules
2024
259
129410
DOI:
10.1016/j.ijbiomac.2024.12941010.1016/j.ijbiomac.2024.129410
キーワード:
苦み
ケルセチン
カラギーナン
ナノリポソーム
要旨:
ケルセチンの苦みを軽減すべく、3種類のアニオン性多糖類(カラギーナン・ペクチン・トレハロース)でコーティングしたナノリポソームを調整した。それぞれのナノリポソームにケルセチンを担持した後、味覚センサと人間の感覚とで苦みを評価した。その結果、カラギーナンによるコーティング(味覚センサ: 10.34±0.07 mV、苦みスコア: 1.8±0.2、弱い苦み)が、フリーのケルセチン(味覚センサ: 14.00±0.01 mV、苦みスコア: 7.3±0.2、非常に苦い)を大幅に軽減した。