ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

パーキンソン病のモデル動物にてルチンは腸間神経叢を調節する

Effect of the Flavonoid Rutin on the Modulation of the Myenteric Plexuses in an Experimental Model of Parkinson’s Disease

要旨:
6-ヒドロキシドーパミンで惹起したパーキンソン病のラットモデルに、ルチンを投与した。その結果、オープンフィールド試験にて中央部を横切る回数が顕著に増加して、運動機能の回復を示唆した。同時にルチンはムスカリンを活性化して、回腸筋組織の反応性を調節した。すなわち、回腸筋組織の弛緩を減少すると共に、縦方向の収縮性を増加した。従って、腸間神経叢の調節によるパーキンソン病の治療効果を示唆した。