関節リウマチにおけるアデノシンデアミナーゼ阻害剤としてのケルセチンの役割: システマティックレビュー
Mechanistic role of quercetin as inhibitor for adenosine deaminase enzyme in rheumatoid arthritis: systematic review
- 出典:
- Cellular & Molecular Biology Letters
- 2024
- 29
- 14
- DOI:
- 10.1186/s11658-024-00531-7
- キーワード:
- 総説
- 関節リウマチ
- アデノシンデアミナーゼ
- ケルセチン
- 作用機序
- 要旨:
- 関節リウマチの治療に関して、ケルセチンのアデノシンデアミナーゼ阻害作用に焦点を当てた総説。まず、イントロとして関節リウマチの発症メカニズムを概説する。次いで関節リウマチのバイオマーカーを鳥瞰し、その一環としてアデノシンデアミナーゼの働きを詳細に論じる。アデノシンデアミナーゼ阻害剤を4グループ(遷移状態を阻害するアデノシン類縁体・定常状態を阻害するアデノシン類縁体・非ヌクレオシド系阻害剤・植物抽出物)に分類して、その特徴を述べてケルセチンに行き着く。最後は、vitro実験を中心とするケルセチンの作用で締めくくる。