ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

血管の石灰化におけるケルセチンの有益な治療効果

Novel in vitro evidence on the beneficial effect of Quercetin treatment in vascular calcification

要旨:
動脈硬化の原因となる血管の石灰化の本質は、血管壁におけるカルシウムの沈着である。血管平滑筋細胞をリン酸カルシウムで刺激して、カルシウム沈着を細胞レベルで確立した。ケルセチンの投与は、同細胞におけるカルシウムの沈着を顕著に抑制した。石灰化した血管にて過剰発現するRUNX2は、ケルセチンが発現を下方調節した。ケルセチンはまた、IL-6とTNF-αを減少し、カスパーゼ-1の活性を低減した。