血管の石灰化におけるケルセチンの有益な治療効果
Novel in vitro evidence on the beneficial effect of Quercetin treatment in vascular calcification
- 著作名:
- Elisa Ceccherini
- Ilaria Gisone
- Elisa Persiani
- Chiara Ippolito
- Alessandra Falleni
- Antonella Cecchettini
- Federico Vozzi
- 出典:
- Frontiers in Pharmacology
- 2024
- 15
- 1330374
- DOI:
- 10.3389/fphar.2024.1330374
- 要旨:
- 動脈硬化の原因となる血管の石灰化の本質は、血管壁におけるカルシウムの沈着である。血管平滑筋細胞をリン酸カルシウムで刺激して、カルシウム沈着を細胞レベルで確立した。ケルセチンの投与は、同細胞におけるカルシウムの沈着を顕著に抑制した。石灰化した血管にて過剰発現するRUNX2は、ケルセチンが発現を下方調節した。ケルセチンはまた、IL-6とTNF-αを減少し、カスパーゼ-1の活性を低減した。