ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンは腫瘍性miRNA-125bの発現とSTAT3シグナル伝達を調節して抗膠芽腫活性を示し、ミクログリアの炎症プロファイルに影響を及ぼす

Flavonoid Rutin Presented Anti-Glioblastoma Activity Related to the Modulation of Onco miRNA-125b Expression and STAT3 Signaling and Impact on Microglia Inflammatory Profile

要旨:
ルチンは30~50 μMの濃度でヒト由来膠芽腫細胞株GL15の増殖を阻害したが、ミクログリアC20には細胞毒性を示さなかった。ルチン30 μMは、細胞内とセクレトームの両方でmiRNA-125bの発現を著しく低下すると共に、STAT3の発現も低下した。ルチン処理したGL15で馴化した条件培地にC20を投与すると、C20中のIL-6・TNF-α・STAT3の発現が低下した。