溶液結晶化にて調製したケルセチン-アルギニン共結晶の物性に対する化学量論の影響
Effect of stoichiometry upon the characteristics of quercetin-arginine cocrystals formulated through solution crystallization
- 出典:
- Drug Development and Industrial Pharmacy
- 2024
- 50
- 163-172
- DOI:
- 10.1080/03639045.2024.2306281
- 要旨:
- ケルセチンの水溶性を向上すべく、溶媒蒸発法にてアルギニンとの共結晶を得た。共結晶の形成には等方相から異方相への変換が伴った。ケルセチンおよびアルギニンの化学量論や溶媒の極性とは関係なく、糸状晶が得られた。各種スペクトル解析の結果、共結晶の構造はケルセチンとアルギニンとの水素結合によって保持した。二元状態図における共晶点の挙動は、共晶混合物の存在を排除した。